「触発」 今野敏「読みたい」ってのがないと無難に好きな作家の昔の作品を手にとってしまうのが悲しいところ。
それでも、(古い作品なのに)期待にこたえた内容になっているのが今野敏のすごいところか。
外国の傭兵部隊から日本に戻ってきて、その日本に幻滅し憎悪した男。
親を地雷で亡くし、爆弾に対し他人以上の嫌悪感を持つ、カンボジアとのハーフの自衛隊員。
さらに、日本人の行動に興味を抱いている大学教授...
この3人が交錯し、爆弾と教授の研修室にいる助教授のレポートを元に話が進んでいく。
相変わらず全員が全員自らの意思を持ち、それでいながら自分の立場もあることを悩み、考えながら話が進んでいく。
こういうところが今野敏作品であり、一番面白いところ。
小説の中で現実が出来上がっており、いろんなことに対して詳細まで矛盾も無く(無いように見える)書いてあるから、やっぱり引き込まれてしまう。
解説が押井守なんだけど、本の帯の言葉が「今野先生、爆弾つくったことがあるのですか」だもんね。
あらすじ (裏表紙に記載されてあるものをそのまま引用)
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朝のラッシュで混雑する地下鉄構内で爆弾テロが発生、死傷者三百名を超える大惨事となった。その威信にかけ、捜査を開始する警視庁。そんな中、政府上層部から一人の男が捜査本部に送り込まれてきた。岸部和也陸上自衛隊三等陸曹---自衛隊随一の爆弾処理のスペシャリストだ。特殊な過去を持つ彼の前に、第二の犯行予告が届く!!果たして犯人の目的は、一体何なのか!? 解説 押井守
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
- 2008/09/13(土) 21:37:33|
- 今野敏
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